『素晴らしき哉、人生!』(1946)

<概要>

『素晴らしき哉、人生!It's a Wonderful Life』は1946年にアメリカで公開された白黒映画です。

監督はフランク・キャプラ、主演はジェームス・スチュアートです。

お二人とも有名ですので、ご存知の方ももちろん多いと思います。

(このお二人のタッグで有名な作品は『スミス、都へゆく』ですね。)

この映画が公開された当時は興行的には惨敗したようですが、徐々に評価される作品となり、現在アメリカでは毎年クリスマスの時期になるとTVで放送されているようです。

不朽の名作としていまなお愛されている作品です。

スティーブン・スピルバーグ監督や、黒澤明監督もこの作品を大好きな映画の一つとして挙げていたと言われています。

 

<あらすじ>

クリスマスの夜、2級天使のクラレンスは神からの仰せで、自殺をしようとしているジョージ・ベイリー(ジェームズ・スチュアート)を助ける役目を任された。役目を遂行するために予備知識として、クラレンスは、ジョージ・ベイリーのそれまでの人生の回想を見せられる。

 

<感想>

何気なく有名な作品だったなぁというだけで見始めた作品でしたが、ストーリーも映像の作り方も大変素敵な作品でした。

主演のジェームズ・スチュアートが演じる役は、ひょうきんで、実直な男性です。

夢はありましたが、家庭の事情で自分の夢を諦めてしまいます。

しかし家族を尊重し、周りを愛し、生活しています。

平凡な日常がいかに幸せであるかを考えさせられる作品です。

たくさんのお金はないし、華やかな生活ではないけれど、多くの人と繋がり、心から他人を愛することは自分を豊かにすることだと感じさせられました。

主人公を救う役目の天使・クラレンスのセリフの中でこのようなセリフが出てきます。

「一人の人生が、その他大勢の人生に影響を与える。一人いないだけで世界は一変する。」

私一人がいなくなっても世界全体は変わらないかもしれない。

しかし、現在までに関わった多くの人たちの何かの点で影響を与えているかもしれません。

今何かに悩んでいる方や、自分の存在に疑問を持っている方など、一度ご覧いただいてはどうでしょうか。

古い映画ではありますが、考えさせられる点はとても多いです。

 

私が一番好きなシーンは、主人公とヒロインがある理由から新婚旅行を断念し、手作りのハネムーンを楽しむシーンです^^